■費用(通信費、租税公課、貯蔵品)

◇切手やはがきを買ってきた時の仕訳
・郵便切手１００円分を購入し、現金で支払った。
借方　　　　　　貸方　
通信費　１００　現金　１００

※郵便切手やはがきを買った時は、通信費（費用）で処理します。

◇固定資産税などを支払った時の仕訳
・会社の建物の固定資産税１００円分を現金で支払った。
借方　　　　　　　貸方　
租税公課　１００　現金　１００

※固定資産税、自動車税などの税金で、会社にかかるものは費用として計上します。費用として計上する税金を租税公課といい、租税公課（費用）として処理します。

◇決算日に切手やはがき、収入印紙が残っているときの仕訳
・決済日において郵便切手５０円分と収入印紙１００円分が残っている。いずれも当期に購入したもので、購入時に郵便切手は通信費、収入印紙は租税公課で処理します。
借方　　　　　　　貸方　
貯蔵品　１５０　通信費　１００
　　　　　　　　租税公課　５０

※決算日において残っている場合には、通信費（費用）や租税公課（費用）から貯蔵品（資産）に振り替えます。

・再振替仕訳
借方　　　　　　貸方　
通信費　１００　貯蔵品　１５０　
租税公課　５０

※決算日において、貯蔵品（資産）に振り替えた費用は、翌期首に前期の決算日に行った仕訳の逆仕訳をして振り戻します。