よっしーブログ

日商簿記3級を応援するブログです

■帳簿の締め切り

◇帳簿を締め切るとは・当期の記入と次期の記入を区別しておく必要があり、次期の帳簿記入に備えて、帳簿(総勘定元帳)の整理をしておきます。この手続きを帳簿の締め切りといいます。 ◇収益・費用の各勘定残高の損益勘定への振り替え・決算整理後の収益と費…

■当期純利益または当期純損失の計上および財務諸表の作成

◇当期純利益または当期純損失の計上・決算整理をして、精算表の修正記入欄、損益計算書欄、貸借対照表欄をうめたら、最後に当期純利益(または当期純損失)を計算します。 当期純利益(または当期純損失)は、損益計算書の収益から費用を差し引いて計算しま…

■決算整理(法人税等の計上)

◇決算整理 法人税等の計上・決算の結果、法人税等が210円と計算された。なお、中間納付額100円が仮払法人税等として計上されている。 借方 貸方法人税等 210 仮払法人税等 100 未払法人税等 110

■決算整理(売上原価の算定②)

◇決算整理 売上原価の算定②・期末商品棚卸高は50円であった。(当期の商品仕入高は900円、期首商品棚卸高は100円)。なお、売上原価は「仕入」の行で計算すること。 借方 貸方仕入 100 繰越商品 100繰越商品 50 仕入 50 ※売上原価を売上原価勘定で…

■決算整理(売上原価の算定①)

◇決算整理 売上原価の算定①・A社の当期の商品仕入高は800円であるが、このうち100円は期末現在、未販売である。 借方 貸方繰越商品 100 仕入 100

■決算整理(費用・収益の前払い・前受けと未払い・未収)

◇決算整理 費用・収益の前払い・前受けと未払い・未収・決算において、支払家賃のうち70円を前払処理する。また、支払利息の未払分4円を未払計上する。 借方 貸方前払家賃 70 支払家賃 70支払利息 4 未払利息 4 ・決算において、受取地代のうち180円を…

■決算整理(消費税の処理)

◇決算整理 消費税の処理・決算日につき、仮払消費税10円と仮受消費税30円を相殺する。 借方 貸方仮受消費税 30 仮払消費税 10 未払消費税 20

■決算整理(固定資産の減価償却)

◇決算整理 固定資産の減価償却・決算において、建物について定額法(耐用年数20年、残存価格はゼロ)により減価償却を行う。 借方 貸方減価償却費 120 減価償却累計額 120

■決算整理(貸倒引当金の設定)

◇決算整理 貸倒引当金の設定・決算において、売掛金の期末残高において、2%の貸倒引当金を設定する(差額補充法)。 借方 貸方貸倒引当金繰入 10 貸倒引当金 10

■決算整理(貯蔵品の振り替え)

◇決算整理 貯蔵品の振り替え・決算日において郵便切手50円分と収入印紙70円分が残っている。いずれも当期に購入したもので、購入時に郵便切手は通信費、収入印紙は租税公課で処理している。 借方 貸方貯蔵品 120 通信費 50 租税公課 70

■決算整理(当座借越の振り替え)

◇決算整理 当座借越の振り替え・当座預金勘定の貸方残高20円を当座借越勘定に振り替える。 借方 貸方当座預金 20 当座借越 20

■決算整理(現金過不足の処理)

◇決算整理 現金過不足の処理・決算において、現金過不足が10円あるが、原因が不明なので、雑損または雑益としている処理する。 借方 貸方 雑損 10 現金過不足 10

■決算手続き

決算手続きは次の5ステップで行います。ステップ①・・・試算表の作成※試算表を作成することにより、仕訳や転記が正しいかを確認します。 ステップ②・・・決算整理1.現金過不足処理2.当座借越の振り替え3.貯蔵品の振り替え4.貸倒引当金の設定5.固定資産の減…

■仕訳日計表

◇仕訳日計表の作成と総勘定元帳への転記・XX年XX月XX日に作成された次の伝票にもとづいて、仕訳日計表を作成し、総勘定元帳(現金勘定)に転記しなさい。 ※仕訳日計表は、伝票に起票した1日分の取引を勘定科目ごとに集計しておく表のこととなります。 入金…

■伝票(一部現金取引)

◇一部現金取引の起票・XX月XX日 A社は、商品100円を仕入れ、代金のうち60円は現金で支払い、残額は掛けとした。 ※一部現金取引の起票方法には、以下の2つの方法があります。 ①取引を分解して起票する方法 ②2つの取引が同時にあったと考えて起票する方法 ①…

■伝票(振替伝票)

◇振替伝票の起票・XX月XX日 A社は、商品100円を売り上げ、代金は掛けとした。 ※振替伝票は、仕訳の借方または貸方の勘定科目が決まっていないので、入金伝票や出金伝票とは異なり、仕訳の形で記入します。

■伝票(出金伝票)

◇出金伝票の起票・XX月XX日 A社は、買掛金100円を現金で支払った。 ※出金伝票の貸方は「現金」と決まっていますので、科目欄に仕訳の相手勘定科目を記入します。

■伝票(入金伝票)

◇入金伝票の起票・XX月XX日 A社は、売掛金100円を現金で受け取った。 ※入金伝票の借方は「現金」と決まっていますので、科目欄に仕訳の相手勘定科目を記入します。

■伝票(三伝票制)

◇三伝票制・伝票制度は三伝票制と五伝票制に分類できますが、日商試験では五伝票制は範囲外なので、三伝票制について説明します。 三伝票制とは、入金伝票、出金伝票、振替伝票の3種類の伝票に起票(記入)する方法をいいます。

■試算表

◇試算表の作成・一例を示します。2月の取引を転記した総勘定元帳は次のとおりである。 ・日々の取引が正確に仕訳されて、総勘定元帳に転記されているかを定期的に確認しなければなりません。そこで、月末や期末において試算表という表を作成し、仕訳や転記が…

■帳簿(帳簿のまとめ)

◇帳簿のまとめ・主要簿と補助簿 仕訳帳と総勘定元帳は必ず作成しなければならない帳簿で、主要簿といいます。 一方、それ以外の帳簿は必要に応じて作成されるもので、補助簿といいます。

■帳簿(受取手形記入帳と支払手形記入帳)

◇受取手形記入帳と支払手形記入帳への記入※受取手形記入帳は、受取手形の明細を記録する帳簿です。※支払手形記入帳は、支払手形の明細を記録する帳簿です。

■帳簿(商品有高帳)

◇商品有高帳への記入・今月のA商品の仕入れと売り上げの状況は次のとおりである。 9月 01日 前期繰越 10個 @10円 07日 仕入 20個 @13円 15日 売上 15個 @22円(売価) 19日 仕入 15個 @16円 27日 売上 18個 @25円(売価) ※商品有高帳は商品の種類別に、仕入…

■帳簿(売上帳と売掛金元帳)

◇売上帳と売掛金元帳への記入・今月の取引は次のとおりです。 8月 9日 A社に商品A1 20個(@18円)と商品A2 10個(@30円)を掛けで売り上げた。 13日 B社に商品B 10個(@50円)を売り上げ、現金を受け取った。 17日 A社に掛けで売り上げた商品A2 1個(@30円)が返品さ…

■帳簿(仕訳帳と買掛金元帳)

◇仕訳帳と買掛金元帳への記入・今月の取引は次のとおりです。 8月 3日 A社より商品A 10個(@20円)を仕入れ、現金で支払った。 15日 B社より商品B1 10個(@10円)と商品B2 10個(@30円)を掛けで仕入れた。 20日 B社より掛けで仕入れた商品B1 5個(@10円)を返品した…

■帳簿(小口現金出納帳)

◇小口現金出納帳への記入・今月の小口現金の支払状況は次のとおりである。(前渡額 1000円) 4月 2日 電車代 150円 10日 コピー用紙代 250円 14日 水道代 100円 22日 バス代 150円 ※小口現金出納帳は小口現金をいつ何に使ったのかを記録する帳簿です。月末に…

■帳簿(現金出納帳と当座預金出納帳)

◇現金出納帳と当座預金出納帳への記入※現金出納帳は入金と出力の明細を記録する帳簿です。当座預金出納帳は当座預金の預け入れと引き出しの明細を記録する帳簿です。

■帳簿(仕訳帳と総勘定元帳)

◇仕訳帳と総勘定元帳・4月 1日 株式300円を発行し、現金を受け取った。 4月 7日 A社より商品200円を仕入れ、現金80円を支払い、残額は掛けとした。 ※仕訳帳に仕訳をしたら、総勘定元帳という帳簿に転記します。総勘定元帳は勘定科目ごとに金額を記入する帳簿…

■訂正仕訳

◇誤った仕訳を訂正する時の仕訳・買掛金100円を現金で支払った時に、借方科目を仕入と仕訳していたので、これを訂正する。借方 貸方 買掛金 100 仕入 100 ・誤った仕訳を訂正のつくり方はまず正しい仕訳を考えます。①正しい仕訳借方 貸方 買掛金 1…

■費用・収益の未収

◇お金を貸し付けた(利息をあとで受け取る)時の仕訳・A社は銀行から、貸付期間1年、年利息2%、利息は返済時に受け取るという条件で、現金1000円を貸し付けた。借方 貸方 貸付金 1,000 現金 1,000 ※お金を貸し付けた時は、現金(資産)が減少…