よっしーブログ

日商簿記3級を応援するブログです

■債権債務(立替金)

◇先方負担の仕入諸掛りを立て替えた時の仕訳
・A社は、B社より商品100円を仕入れ、代金は掛けとした。なお、引取運賃(先方負担)20円を現金で支払った。
借方     貸方 
仕入  100 買掛金 100
立替金  20 現金   20

※商品を仕入れた時にかかった仕入諸掛りを先方が負担する場合で、当社が立て替えた場合は、立替金(資産)で処理します。

借方     貸方 
仕入 100 買掛金 80
       現金  20

仕入諸掛りを当社が負担が負担する場合は、仕入原価に含めて処理します。
 買掛金・・・100円-20円=80となる。

 

◇従業員が支払うべき金額を会社が立て替えた時の仕訳
・A社は、従業員が負担すべき生命保険料100円を現金で立て替えた。
借方         貸方 
従業員立替金 100 現金 100

※従業員立替金(資産)で処理しますが、単に立替金(資産)という勘定科目で処理することもあります。

 

◇従業員に給料を支払った時の仕訳
・従業員に支払う給料200円のうち、先に立て替えた20円を差し引いた残額を現金で支払った。
借方         貸方 
給料 200 従業員立替金 20
       現金    180

※従業員立替金(資産)を減らし、残額180円(200円-20円)を現金(資産)の減少として処理します。