■決算整理（現金過不足の処理）
◇決算整理 現金過不足の処理
・決算において、現金過不足が10円あるが、原因が不明なので、雑損または雑益としている処理する。
借方 貸方
雑損 １０ 現金過不足 １０
■決算手続き
決算手続きは次の５ステップで行います。
ステップ①・・・試算表の作成
※試算表を作成することにより、仕訳や転記が正しいかを確認します。
ステップ②・・・決算整理
1.現金過不足処理
2.当座借越の振り替え
3.貯蔵品の振り替え
4.貸倒引当金の設定
5.固定資産の減価償却
6.消費税処理
7.費用・収益の前払い・前受けと未払い・未収
8.売上原価の算定
9.法人税等の計上
※3級で学習する決算整理は、上記の9個があります。
ステップ③・・・精算表の作成
※試算表から決算整理をし、損益計算書や貸借対照表を作成する過程を表にしたものです。
ステップ④・・・財務諸表の作成
※損益計算書と貸借対照表の作成
ステップ⑤・・・帳簿の締め切り
■仕訳日計表
◇仕訳日計表の作成と総勘定元帳への転記
・XX年XX月XX日に作成された次の伝票にもとづいて、仕訳日計表を作成し、総勘定元帳（現金勘定）に転記しなさい。
※仕訳日計表は、伝票に起票した１日分の取引を勘定科目ごとに集計しておく表のこととなります。
入金伝票の仕訳
No.101
借方 貸方
現金 ２００ 売掛金（A商事）２００
No.102
借方 貸方
現金 ３５０ 貸付金 ３５０
出金伝票の仕訳
No.201
借方 貸方
買掛金 １００ 現金 １００
No.202
借方 貸方
貸付金 １５０ 現金 １５０
振替伝票の仕訳
No.301
借方 貸方
仕入 １５０ 買掛金 １５０
No.302
借方 貸方
仕入 ２５０ 買掛金 ２５０
No.303
借方 貸方
買掛金 １０ 仕入 １０
No.304
借方 貸方
売掛金 ４００ 売上 ４００
No.305
借方 貸方
売掛金 ３００ 売上 ３００
No.306
借方 貸方
売上 ２０ 売掛金 ２０
No.308
借方 貸方
買掛金 １１０ 支払手形 １１０
