■伝票(一部現金取引)
◇一部現金取引の起票
・XX月XX日 A社は、商品100円を仕入れ、代金のうち60円は現金で支払い、残額は掛けとした。
※一部現金取引の起票方法には、以下の2つの方法があります。
①取引を分解して起票する方法
②2つの取引が同時にあったと考えて起票する方法
①取引を分解して起票する方法の場合
「商品60円を仕入れ、現金で支払った」という出金取引と「商品40円を仕入れ、掛けとした」というその他の取引を2つに分解することができます。
出金取引を出金伝票にその他の取引は振替伝票に起票します。
借方 貸方
仕入 60 現金 60
仕入 40 買掛金 40
②2つの取引が同時にあったと考えて起票する方法
「商品100円を掛けで仕入れた」あとに「買掛金のうち60円をただちに現金で支払った」と考えても仕訳は同じになります。
その他の取引を振替伝票に起票し、出金取引を出金伝票に起票します。
借方 貸方
仕入 100 買掛金 100
+
借方 貸方
買掛金 60 現金 60
↓
借方 貸方
仕入 100 現金 60
買掛金 40